昨今、「騎手になりたい」という若者は、非常に多いなかで、身長が高すぎるから、体重がオーバーしているから、という理由などであきらめていく人が多いのも、事実です。最近の日本中央競馬会のJRA競馬学校「騎手課程」受験資格では、年齢に応じて騎手課程受験時の最高体重を44kg~46.5kgと定めています。小柄な体形でスポーツが好き、馬が好きという人には最高の職業、それが「騎手」なのかもしれません。
騎手は日本中央競馬会(JRA)と、地方競馬(NAR)のそれぞれ2つの騎手の種類があり、それぞれ免許も分かれています。騎手の仕事としては「競走馬に騎乗してレースで勝つこと」以外にも「レース出場が決まった競走馬の調教」「レース出場のための騎乗依頼を受ける営業活動」など、レースが行われない普段でも、騎手の仕事はたくさんあるのです。競馬のレースで活躍する華やかな場面のみならず、その舞台裏である騎手の仕事など、全般を理解し最高のジョッキーを目指してほしいと考えます。
現在のJRA騎手の年間の報酬は、2000万円以下が騎手全体の2割程度。2000~6000万円が全体の6割程度、さらに、6000万円以上というのも、全体の2割という割合になっています。基本的に騎手、ジョッキーのお給料は、レース賞金の5~7%と言われていますが、それ以外にもレース出場における出走手当、競走馬の調教運動での調教手当などの報酬を受け取ることができ、数億円の報酬を得る騎手もいます。
騎手になるには、騎手免許が必要となります。その騎手免許を取得するために、日本中央競馬会の場合は、JRA競馬学校の「騎手課程(3年間)」。地方競馬の場合は、地方競馬教養センターの「騎手課程(2年間)」を卒業することが一般的です。こうした競馬学校に入学するためには、あらかじめ騎手課程受験に挑み合格しなければなりません。JRAの場合は、毎年約150名程度が受験し合格者はわずか7~8名。地方競馬教養センターの騎手課程においては、毎年10~15名の合格者が誕生します。まずは、これら難関の騎手課程受験で合格することが第一関門と言っても過言ではありません。
●入学時の年齢が20歳未満 ●受験日の体重が、最高44kg~46kg以下(年齢により異なる) ●その他、健康状態が騎手として基準を満たしている方
JRA競馬学校の騎手課程の第一次試験は、全国4か所(札幌競馬場、競馬学校、栗東トレーニングセンター、小倉競馬場)で行われます。筆記試験では、国語と社会が行われ、特に競馬場が存在する都道府県や県庁所在地、地理、歴史や、馬に関連することわざ、四字熟語などが出題傾向にあります。面接は、7~8名の集団面接形式で行われ、自己PR、騎手受験の志望動機、乗馬経験の有無や、競馬レースの内容などを中心に出題される傾向にあります。また、身体検査、さらに運動機能検査として平衡性(片足つま先立ち)敏捷性(サイドステップ)、筋力(懸垂10回程度)などが第一次試験で出題されています。
○体重測定 ○筆記試験(免除の場合もある)○運動機能検査(免除の場合もある)○身体測定 ○集団面接など
騎手課程受験の第二次試験は、騎手課程第一次試験を合格者のみを対象に、競馬学校での合宿形式で行われます。より騎手という職業に対応する人材の発掘を目的とし、できるだけ受験生を入学後と同じ環境下で審査を行うためであると言われています。ここでも体重管理は求められますが、実際に馬にまたがる騎乗適性検査が行われます。騎乗適性検査が終わると性格適性検査、そして本人の個別面接が実施されます。さらには、保護者面接が行われ両親の競馬に対する理解度、騎手という職業への理解、子供の性格面、家庭での食生活やしつけ面などさまざまな角度から、騎手に向いているのかどうかを総合的に判断される試験となっています。
○体重測定 ○運動機能検査 ○騎乗適性検査 ○本人面接 ○性格適性検査 ○保護者面接など
●入学時の年齢が20歳以下 ●受験日の体重が、最高44kg~46kg以下(年齢により異なる)●その他、健康状態が騎手として基準を満たしている方
以前は中央競馬の騎手に比べて、マイナーなイメージが強かった地方競馬の騎手ですが、最近では安藤騎手、岩田騎手、内田騎手など、中央競馬でも大活躍しています。なんとJRA騎手ランキングで、1位の武豊騎手に続き、2位岩田騎手(地方競馬出身)、3位安藤騎手(地方競馬出身)、4位内田騎手(地方競馬出身)など、2位~4位は、地方競馬出身の騎手が勢ぞろいしています。その理由は様々ですが、現在ではその存在が競馬ファンにも広く認知されるようになり、ここ数年で地方競馬の騎手課程を受験する若者が増えてきているのです。地方競馬の騎手課程受験は、栃木県那須の地方競馬教養センター内で、宿泊形式で行われます。
筆記試験では、国語と社会さらには、数学の3教科が行われ、それぞれの県庁所在地、地理、歴史や、馬に関連することわざ、四字熟語などが出題傾向にあります。その他、面接では「自己PR」、「騎手受験の志望動機」、「乗馬経験の有無」などを中心に出題される傾向にあります。また、身体検査、さらに運動機能検査として平衡性(閉眼片足立ち)敏捷性(サイドステップ)、筋力(懸垂10回程度)などが出題されています。
地方競馬の騎手課程は、JRA競馬学校の3年間の騎手課程とは違い、入学から2年で卒業し騎手としてデビューするため、入学前の乗馬経験は絶対にあったほうが良い…。また、地方競馬の騎手課程受験者の多くは、すでにJRA競馬学校「騎手課程受験」に挑み、不合格を経験した者が多いことから、「中央競馬を落ちたから地方競馬を受験した…」というような志望動機は事実でも、そのまま志望理由を述べるのは絶対に避けたほうが良い。地方競馬は、土日開催ではなく平日開催が原則で中央競馬に比べて出場機会も多く、その分体力や精神力を鍛えておく必要があります。合格発表は毎年2月中旬となっています。
○体重測定 ○筆記試験(国語・数学・社会)○運動機能検査 ○身体測定 ○面接 ○騎乗適性検査など
一般の高校受験とは違い、JRA競馬学校「騎手課程」ならびに、地方競馬の「騎手課程」とも非常に特殊な入学試験になります。そのため、一般の乗馬クラブや乗馬スクールに通って、騎手になるための勉強を行うには、馬に乗ることしか学ぶ事は出来ません。せっかく、騎手になるための思いは誰よりも強いのに、十分な騎手課程受験対策を行う事が出来ず、結局のところ競馬学校の騎手課程受験を不合格になってしまった…という方はかなり多いと思います。本校では、高校1年~3年の本校在学中にJRA競馬学校「騎手課程受験」および地方競馬教養センター「騎手課程」の受験に挑む事ができます。また、現在中学1年生~中学2・3年生の方は、夏休みや冬休み、春休み、ゴールデンウィークを活用しての騎手受験合宿に参加できる東関東ジョッキークラブも開催していますので、是非あわせてご覧ください。(下記の実績は本校に所属する騎手課程受験対策の講師のこれまでの合格実績です)
皆さんのお陰で、JRAを合格しました!! 無事、JRA競馬学校に合格しました!先生方やスタッフの方達の厳しいご指導や、レッスンで騎乗する馬達の世話を毎日して下さっている皆さんのおかげです。そして、一緒に切磋琢磨し合ったジョッキークラブの仲間にも感謝したいです。また、ずっと僕を応援し続けてくれた家族、クラブの仲間とそのご父兄の方など、多くの方に支えられて今の僕があると思います!本当にありがとうございました。 |
騎手課程受験の試験を終えたとき、 すべてをやり遂げた感がとても印象的でした。 僕は、中学3年生の時、競馬学校「騎手課程」を受けましたが不合格でした。しかし、その不合格がきっかけで、この学校に出会い、そして熱い先生たちに出会い、翌年、騎手課程受験合格を果たせた。合否にかかわらず、試験を受けて終えたとき、充実感と満足感で、すごく自分の成長が実感できました。 |
ここで学んだことの全てが、 これからの自分の人生を成長させてくれる。 騎手になりたい!その志はあったものの、騎手になるためにどうすればいいのか、未経験から騎手課程合格まで1つ1つ丁寧に指導していただき、入学から1年で、騎手課程受験合格を果たすことができました。先輩、同期に負けないよう、このチャンスをしっかりこれから生かしていきたいと思います。 |
騎手課程受験合格までしっかり対応してくれた。 この学校には、とても感謝しています。 中学3年生の頃、JRA競馬学校「騎手課程受験」で不合格になってしまったことがきっかけで、この東関東を見つけました!どうしても騎手になることをあきらめきれず、1年間必死で、騎手の受験指導に取り組み、この学校や先生達のお陰で、無事合格を得ることが出来ました。本当に感謝です。 |
ここの学校は、ほかと一味違う・・・ 何事も本気で取り組んでくれました。 僕は正直、この学校に入ろうか、ほかの馬の学校に入ろうか迷っていました。しかし、体験入学に参加し、先生たちの熱意がほかの馬の学校とは比べ物にならなかった。入ってからも、厳しく、楽しく充実した毎日で、1年間で騎手課程合格を果たしました。 |
先生と生徒たちの距離がすごく近い・・・ この学校を選んで本当によかった! 私は、小学生の頃から騎手になることが夢でした。「女の子は騎手になれない!」そう周りから聞かされていた自分を励まし応援し続きけた親のためにも「なんとしてもジョッキーとしてデビューしたい」「騎手になりたい」という思いを現実に近づけてくれたのは、このスクールの存在でした。親にもスクールにも、そして私を支えてくれた皆さまに本当に感謝しています。 |
馬を初めて2年半! 騎手になる夢を果たすことができました! 僕は、全く初めてこの「東関東ジョッキークラブ」で馬に乗りました。騎手課程受験合宿とても大変でしたが毎日が充実していて、とても楽しく、おかげで騎手課程受験も見事合格することができました。騎手になるには、JRAと地方競馬があるけど、国内でトップを誇れる乗り役「騎手」になりたいと思います。ありがとうございました。 |
(本校の騎手課程受験対策のカリキュラム) |
※現在、中学1年生・2年生の方は、本校の東関東ジョッキークラブもご参照ください。なお、受験対策の様子はブログでも紹介しています。
明蓬館高等学校 連携
馬の学校 東関東馬事高等学院
■電話受付時間:
朝10時~17時
■所在地:
千葉県山武市雨坪10番地
■会社名:
(株)馬事学院/通称:バジガク
会社概要:馬事学院の会社概要
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